あたらしいせかい

二年前の岡山市議会議員選挙に立候補した際に、「選挙戦のためのキャッチフレーズが要ります」と言われ、皆で悩んだ。分かり易いフレーズは他の方々が使われているから、抽象的でリアリティのある方が、と思い

NEW WORLD PARTY 時代は変わった、だけど社会は変わらない、ならば、新しい世界をつくろう

という、自分たちなりにはこのフレーズ(少し長い)にリアリティを感じている。これまで12年間の“サウダーヂな夜”というお店での経験、出会いを経て絞りだした。

私の議員活動のなかで大切なのは、掲げたフレーズ通り「世界」をつくること。私の思う世界とは「対話の場」だと考える。

マチやコミュニティをつくるというのは、やはり「そこ」にいる人びとが主体でなければ。民間と行政がもっともっと繋がらなきゃ、個人と個人が。「靴屋の若手商店主の〜と経済局産業課係長〜が」というように、組織同士というのは最後の最後。そのために、議員は良き仲介者として存在しなければならないと思う。繋ぎ手であり、配り手。

とにかく、「場」が必要で、かつ、その環境のセンスが問われる。

民民が出会う場として「サウダーヂな夜」のようなお店や場所はマチナカにあちこちにある、しかし民と官が出会う場所は、、。

3、11以降、皆わかったはず、古今の思想はしょせん不完全である、と。

あらゆる多様なひとびとによる、個々の対話からしか知恵や合意というものは得られない。

新しい世界をつくっていくために「マチナカギカイ」という対話の場をこれからも継続する。