1 岡山城西の丸広場周辺整備と石山公園について
まず、公園とはどういうものなのか?その原点に立ち返って当該地の整備を進める必要があると思います。人が憩い、集まり、休むことができて24時間出入りできる、もちろん無料で行ける、自由が保障される居場所であると思います。
1 石山公園はこの10数年のパークマネージメントにより人々が憩い、集まり賑わい拠点となりましたが、その分手狭になっている等課題も見えてきました。今回の整備については石山公園が拡張するというイメージで進めてもらえたらと思いますがいかがでしょうか?
まず、石山公園の拡張というイメージで進めてもらいたい、についてです。
石山公園エリアは、憩いの場であるとともに、様々なイベントが展開される賑わいの拠点にもなっていると考えております。そのため、石山公園と西の丸周辺広場が、市民や観光客が憩い、楽しめる広場となるよう、その一体性を考慮して整備を進めてまいりたいと考えております。
新しく生まれる西の丸広場についてはこれまでカルチャーゾーンになかった中心、拠点整備が求められます。やっぱり今までにないワクワクするものでなければなりません。整備において賑わいのポイントには常設のステージだと思いますがいかがでしょうか?
現在、石山公園が使われるにあたって、確かにステージが活用されているというのは私も拝見しております。そのステージを中心に催しが行われているという実態は、森山議員ご指摘のとおり、あるというふうに考えます。ただ、そのステージがどこにどうあるべきかということについて言うと、例えば石山公園の今の場所という選択肢もあるでしょうし、今後、市民会館跡地が広場となる、西の丸周辺広場ができていく中で、どこでステージを設けたいかというのは、使う人が自由にできるという選択肢もあるのではないかというふうに考えているところです。
写真は(スクリーンに写真)大阪に開設されたばかりのうめきた公園です。従来のような重厚なものではなくて、便益施設と一体となるものや芝生広場に馴染むようなライトな作りのものなど最近は様々な様式があります。今後検討の方お願いしたいと思いますがいかがでしょうか?
今後、来年度において、まさに一体性を考慮して、整備を進めていきたいというふうに考えております。現状、議員ご指摘のありました構想につきましては、これまで、それぞれ別々に考えてきたという経緯もございますので、来年度からの一体性を考慮した整備の中で、どこにどういった施設が配置されるべきかということをあわせて検討していくこととしております。具体的に、西の丸周辺広場の整備について、どのようなスケジュールで進めていくかということについては、現在、詳細を検討しているところでございます。
西の丸広場周辺整備については一体整備と理解していますが、現時点で今後の石山公園、西の丸広場両方へカフェ等の便益施設を考えています。民間の運営事業者は一体管理でよかったですか?
西の丸周辺広場の整備にあたっての基本的な考え方については、令和5年にお示ししたもの、また、今年の5月にお示ししたものを踏まえて、行っていきたいというふうに考えております。
その上で、どのような機能が必要かということについては、議会等において皆様に検討状況を説明する中で、議論させていただきたいというふうに考えております。
約2年間かけて子どもの権利条例(案)づくりに特別委員会委員として関わらせていただきました。子どもの育ちとは学びであり、学びは遊びからであることをあらためて認識したところです。行政が遊び場として誰にでも提供できる最もなのは公園だと思いますが、現実はボール遊びさえ出来ない公園が増えています。現状において果たして子どもの遊び学び育つ自由な権利を保障していると言えるのでしょうか?
2 特に中心部では子どもが自由に遊べる公園が少なくなったように思います。今回の整備ついて、子どもの意見を取り入れて子どもをまんなかにした整備が必要ではないでしょうか?
3 次年度から設計へ入る計画ですが、今月地元へ向けた西の丸広場整備についての意見交換会があるように現時点では求められる機能や施設配置等についてはまだまだ議論が足りないように思いますがいかがでしょうか?
4 岡山市中心部、カルチャーゾンの拠点になるような整備へむけて、県内外問わず、地域コミュニティ、観光客、関係人口創出など様々な視点からの意見が反映される必要がありませんか?どのようにお考えでしょうか?
次に、こどもの意見を取り入れた整備を、機能や施設配置等に向けた議論、様々な視点からの意見が反映される必要性、について一括してお答えいたします。西の丸周辺広場整備については、令和4年度に行ったワークショップにおいて、市内外から10代の若者から70代以上の方まで、幅広い年代の方々にご参加いただき、西の丸周辺広場について、どんな人が使うか、どんなことをしたいかなどを話し合っていただきました。その結果も踏まえて、令和5年の整備方針、今年5月に発表した「岡山城西の丸周辺広場整備について」をとりまとめており、市民や観光客、こどもから大人まで、様々な人が憩い、楽しめる、自由度の高い広場として整備する方針しております。
具体的な機能や施設配置・規模などの詳細については、来年度からの設計や運営手法の検討段階において、より具体的に検討してまいります。
中心部の子どもの遊び場の状況も考慮して子ども関係者や小中高学生に意見を聞く機会が必要ではないですか?子どもが楽しめる公園はみんなが楽しめるのではないでしょうか?
現状、こどもさんのご意見を具体的に聞く機会というのを検討しておりませんけれども、ご意見を踏まえて検討してまいります。
全市を代表する公園整備にワークショップ一回というのは少なすぎます。このまま設計へ入るというのは当局のイメージありきのものでしかありません。さらなるヒアリングやワークショップが必要だと考えます。
5 市民会館跡地については芝生化はともかく、具体の施設については更地になってから考えないと机上ではわからないことが多すぎると思いますがいかがでしょうか?
市民会館跡地につきましては、解体工事完了後、速やかに広場整備に着手したいと考えております。施設のあり方についてですが、広場と便益施設等と、その配置を一体的に検討する必要がありますので、令和7年度から行う設計や運営手法の検討において、どのようなものにするか、並行して検討を進めることとしております。
来年の今頃に市民会館が更地になると思います。そのタイミングで現地を見て設計内容最後の詰めをしても良いと思います。ご検討ください。
2 夜間中学について
いよいよ来年4月に岡山後楽館中学校内に夜間中学が始まります。
1 開設へ向けた施設改修の教室、職員室、駐車場、防災設備などの進捗についてお聞きします。
多目的教室へのインターホン設置や職員室の内装工事と非常放送設備や副受信機設置を含んだ電気工事、17台分の駐車スペースの整備など、施設改修の大部分については、12月末に完了する見込みです
夜間中学生徒の車通学を想定しているか。
想定しています。
2 入学願書の状況をお聞きします。
入学希望者の願書は、11月末で50代から80代の13名の方から提出がありました。また、外国籍の方の授業体験会への参加者数は、参加に際して国籍を調査していないため不明です。願書については、若干名の外国籍の方からの提出がありました。
外国籍の方はゼロではない参加だと聞いています。とにかく少ない。→外国人コミュニティーなどへ今後の周知をする上で外国人が日常生活に関わるところ、岡山イスラムセンター、スーパーやレストランなど個別への周知をお願いしたいと思います。
3 「入学対象者について義務教育の年齢(15歳)を超えた人」ですが、2019年に国が出した通知には不登校児童生徒への支援について多様な学びの保障について夜間中学も選択肢であると明記されています。一昨年から質問していますが来年4月の開校から受け入れは大丈夫でしょうか?
4 岡山市日本語教育基本方針にも示されるように夜間中学での日本語教育は重要です。これまで外国籍の体験者は何名おられ、願書は何名でているのでしょうか?
岡山市が開設する夜間中学は、学齢期を過ぎた方を対象としており、不登校の学齢児童生徒を夜間中学に在籍させるためには、国へ、学びの多様化学校の申請をする必要があります。まずは、夜間中学の安定した運営を行うことが必要であり、現在のところ、学びの多様化学校に係る申請の計画はありませんが、国の動向や他の自治体の取組を注視しながら、引き続き研究してまいりたいと考えております。
夜間中学では受け入れることにより長期的に不登校になっていて、一から学び直しが必要な子どもたちにとっては、少人数で手厚い学習サポートを受けられる。起立性調節障害の子どもたちなどにとっては学びの時間が適している。無料で通える公立の機関であり、家庭の経済状況に関わらず活用出来る。加えて夜間中学にしかない学びは多世代、多文化交流だと思います。今後の検討をお願いしたいが?
夜間中と学びの多様化学校の併設型の認可は可能であるが色々な留意すべき事項を解決していく必要がある。学びの多様化学校では、自分の学区を越えての転校そして卒業という対応になる。一旦転入した子が、また行けなくなることも良くないので慎重に対応したい。
昼間と夜の違いは、しっかり認識していきたいと考えている。
3 不登校支援について
1 令和5年度での不登校児童生徒数は小学生761中学生872計1633人となっています。この子たちのそれぞれの学び育ちを守ることは待ったなしではないですか?教育長のお考えをお聞きします。
不登校児童生徒への支援については、関係者において様々な努力がなされ、児童生徒の学校復帰や社会的自立に向けた支援が行われてきていますが、全国的に不登校児童生徒数が増加し続け、生徒指導上の喫緊の課題となっております。岡山市においても、不登校児童生徒の多様な学びにつなげることができるよう、個々のニーズに応じた受け皿となる校内支援教室や児童生徒支援教室において、児童生徒や保護者に必要な支援を行うことが重要であると考えております。
また、学校、家庭、民間施設を含む関係機関等が、相互に理解や連携をしながら取組を進めてまいります。
2 岡山市直営のフリースクールである児童生徒支援教室での在籍数は以前として少ない状況です。このうちラポート牧山については交通のアクセスの困難さがハードルの一因となっています。保護者送迎が前提というのも時代錯誤です。もう、いよいよ今年度中には改善策を出すべきではないですか
小学生が児童生徒支援教室へ通室する場合は、安全の観点から保護者等による送迎を原則としています。ラポート牧山については、近くに公共の交通機関がないなど、交通の利便性に課題があるため、引き続き、通室を希望する児童生徒が安全に通える方法について、あらゆる角度から研究してまいります。
そもそもラポート牧山の目指す教育はなんだったのか?立ち返るべきです。立ち上げ当初は牧山クラインガルデンの市民農園と連携した自然・農業体験の探求プログラムなど考えられていたはずです。この春、岡山フリースクール協議会が立ち上がっているわけですからアクセスの問題など連携をして立て直す必要がありませんか?
牧山の恵まれた環境を生かした特色を出して作っていければと考えている。ICTの活用やリモートなど様々なことを考えているが、できるだけ来年度から実現できるよう進めていきたい。
3 民間フリースクール事業者や保護者負担軽減等について全国でも取り組みが始まっています。まずは認証のあり方から取り組んでいくべきだと思います。教育長からも課題と捉え研究検討していただいていますが、現在どのような議論になっているのでしょうか?
フリースクール等の民間施設は、学校教育とは別の良さや特徴を生かしながら、多様な教育機会を提供しようとするものです。フリースクールにおいて提供されるサービスは様々であり、現時点において、行政機関から指導、監督を受ける機関ではないため、フリースクール等の民間施設への経済的支援制度につきましては、慎重な議論がなされるべきであると考えております。
また、保護者負担軽減については、他都市の状況を踏まえ、岡山フリースクール協議会と情報共有を行うなどして、行政として何ができるか、研究してまいります。
岡山フリースクール協議会が立ち上がったのは、学校とフリースクールの経済的な段差を解消していく為でもあったと思います。次年度には認証の定義を議論し翌年からは実施できるようにお願いしたい。
4 新しい公民館と旭公民館跡地活用について
岡山中央中学校へ建設中の公民館に伴って廃止される旭公民館跡地の活用について地元から要望があがっています。
1 新しい公民館の名称や開館時期等についてお聞きします
名称につきましては、岡山中央中学校区の公民館として整備していることを踏まえ、ふさわしい名称を検討しているところです。また、建物の完成予定が令和8年1月中旬であることから、令和7年度中には開館させたいと考えております。
新しい公民館での暑さ対策も聞きたかったですが項目に入れてないので、次回にしたいとお思います。もちろん、新設なので設備がないとは思いませんが。
2 跡地活用について教育財産としてのお考えがあるのでしょうか?
跡地活用に当たっては、教育財産としての活用も検討するとともに、地域からのご要望についてお伺いし、それを踏まえ、必要な協議等行ってまいりたいと考えております。
地元要望を精査して今後検討することよろしくお願いします。
3 当該地は旭川近接し、戦災を免れたと言うこともあり昔ながらの木造建築や細道や横道など昭和の歴史文化の風情ある地域であり、歴史遺構として文化財的な価値も有する地域です。一方で木造長屋等の密集や車の侵入が難しいことなど、防災面での不安もあるところです。防災、減災力が高めるためにはどのような機能が必要でしょうか?
当該地域で防災、減災力を高めるために、消防局としては消防・防災活動の拠点となる消防機庫やライフライン途絶時の有効水利である耐震性貯水槽の設置が可能
消防機庫と防火水槽の設置は可能ということを確認させて頂きました。ありがとうございます。備蓄倉庫については公園においての設置を見たことがありますが自主的な設置ということなのですね。