2023年 6月定例議会個人質問
2023.06.26

1 中心市街地空間を多機能ショーケースへ

〜公共空間の多様な活用と道路の再配分〜
大森市政10年によりウォーカブル、緑のボリュームアップ等中心市街地の活性化を目指して、昨年ハレ街通りの1車線化や下石井公園の芝生化なども実現されました。岡山駅前の路面電車の乗り入れ、それに伴う駅前広場の整備完了が2025年、昨年の岡山城リニューアルと主要部跡地の広場整備も控え、岡山創造劇場が本年9月開業し、新市役所は2026年スタート、と1キロメートルスクエアエリアの四隅にこれだけのトピックスが点在し連続します。

1 今後、更なる事業展開を何かお考えでしょうか?ここであらためての取り組みの一体的な見える化が必要ではないかと考えます。それぞれの機能が何のために、何を目指してそれぞれの事業があるのか、皆さんへ知って頂き、親しみを持ってもらうためにも、わかりやすくデザインされたものを示す必要性を感じます。いかがでしょうか?

市長答弁

10年前、就任した時には、岡山駅周辺に賑わいが集中していました。となると、当然ながら、ほとんど市民の方は歩かない。歩いて楽しまない。こういう状態だったと思っております。岡山70万都市でいくと、そういう状態って必ずしも良くないんではないかと。1kmスクエアというのがよく言われているわけですけども、そういった地域で人に歩いていただいて楽しんでもらう必要があるんじゃないかということから考えると、二つの要素が必要だというように申し上げたところであります。まず、やっぱり魅力あるところがないと人は動きません。魅力ある拠点づくりが必要だろうと。そして、この拠点間を歩く、そういう社会インフラ、また、路面電車等の公共交通の整備。こういったものが必要じゃないかというように申し上げたところであります。
先ほど森山議員から指摘いただいたように様々な施設ができ上がり、ないしはその途上であり、それに伴って、民間の動きも、再開発もあり、マンション建設もあり、様々な動きになっているところであります。社会インフラの方も、一部、ハレまち通りなども整備されましたけれども、まだまだ路面電車等々は道半ばでありますけども、動いているところであります。そういう面では一定の展開はできているのかなと。
ただ、誰がここを使うのかというところが、今でいくとほとんどが自家用車であったり、そういった様々な、JRはもちろんですけど、使って、中心市街地に来てくれる。でも、やっぱりそこは、これからやっぱり公共交通で色んな地域を結んでいく。今、大分コロナで弱ってますから、そういったことが必要であろうと思うし、それでそれぞれの地域拠点に一定の整備も必要になってくる。こういったことに関していくと、まだまだ道半ばかなというように思っております。
十分市民の方にそこは伝わってないという話もあります。そういう面で広報での動画等々を作りながら、やっているところでありますけども、いろんな知恵を出しながら、より良い形にしていきたいと思います。

森山再質問

人口減少や気候変動から賑わい創出、移動の自由確保、地域の繋がりの希薄化など、様々な課題を解決する試みとして中心市街地1キロメートルスクエアにおける様々なハード、ソフト機能を一体的に見せるデザインと手法を考え実行することは市民へとって必要なことだと思います。再度市長からのご所見を

大森市長(再答弁)

まちって誰のためにあるのかと考えた時に、やはり、そこに住む人のためにある。そこって言うのは、この中心市街地だけじゃなく、周辺も含めた、そういう人達のためにある。その人達の最大幸福とはいったい何なのか。そういう事を考えながら、一つ一つハードを考えていく。また、それに合わせたソフトを考えていく。若干抽象的ですけど、そういうことでやらせていただきたいと思います。

2 ハレ街通りの道路の再配分の決め手はなんでしたか?都心への自家用車の乗り入れ抑制&公共交通充実を今後どう考えるか?展望についてお聞かせください。

答弁

ハレまち通りは、岡山駅周辺エリアと旧城下町エリアの2つの核をつなぐ路線で、沿道には飲食店をはじめ多くの店舗が立地していることから、回遊性の向上や賑わいの創出を目指す上で、ポテンシャルの高い通りであると考え、多くの人が歩きたくなる、居心地の良い、憩いの空間とするため、車道を一車線化し、歩道を拡幅することとしたものです。こうした取組を面的に拡げ、都心内の道路空間を、歩行者、自転車、公共交通中心の空間に再生し、人で賑わう、歩いて楽しい都心空間の創出を目指しており、路面電車の岡山駅前広場乗り入れ及び延伸環状化等の公共交通の利便性向上にも取り組んでいるところです。なお、環状道路の整備による都心への自動車の流入抑制も、人で賑わう、歩いて楽しい都心空間の創出につながるものと考えております。

桃太郎通り
ハレ街通りの道路の再配分は好評を得ています。賑わい創出の場としての仕掛けを今後期待しているところです。次なる着手としてはやはり岡山駅から岡山城・後楽園へつながる本市のメインストリートである桃太郎大通りではないでしょうか。

3 車、自転車、歩行者の通行・交通量はどういう状況でしょうか?分析評価について

答弁

桃太郎大通りは、中心市街地の1kmスクエアの外周を構成する幹線道路として自動車や歩行者などが行き来する通行機能を有しており、令和3年度に実施した交通量調査では、7時から19時までの12時間で、自動車が約11,000台、自転車が約3,000台、歩行者が約8,000人通行しておりました。また、桃太郎大通りは、多くのバスや路面電車が通行するとともに、約10rnの幅員の歩道を有し、十分な緑化が図られ、多くの人で賑わう岡山を代表するシンボリックな道路です。さらに、沿道では再開発事業が多く実施され、オープンスペースが確保されており、今後のさらなる賑いの創出が期待されます。このため、現在の良好な道路空間を維持してまいりたいと考えております。

4 乗り入れに伴う駅前広場の緑化をどのようにお考えか?特に路面電車駅での軌道式緑化はポイントだと思います。さらに今後岡山駅から城下駅までの軌道式緑化についてもご所見願います。

答弁

岡山駅前広場への路面電車乗り入れ整備事業では、駅前広場は、後楽園に見立てた都市の庭園広場とするデザイン計画としております。その中で駅前広場に新たに設置する電停は、軌道敷の緑化を行う予定としておりましたが新たな電停は折返し駅でもあり、路面電車の長時間停車によるモーター熱で芝生が焼けることが懸念されるため、関係者と協議し、維持管理に支障がない範囲についてのみ軌道敷の緑化を行うこととしました。岡山駅から城下までの軌道敷の緑化は、岡山城や後楽園を含むカルチャーゾーンへの動線のわかりやすさや景観の向上等が図られるものと考えますが、延長が長く費用面や管理面など様々な課題があることから、乗り入れに伴い今回実施する軌道敷の緑化の状況をみながら、研究してまいりたいと考えております。

東西中島エリアの活用

5 旭川周辺の魅力賑わいづくりにおける京橋朝市が開催される京橋界隈や創造劇場への回遊性を生み出すために西中島町旭川第一緑地の活用をいかにお考えでしょうか?社会実験について→ローラースケート場跡地活用

答弁

当該緑地に限らず、一般的に緑地や公園などを有効に利活用することは重要ですが、にぎわい創出や回遊性向上などを目的に新たに活用しようとする際には、事前に地元町内会をはじめ周辺地域にお住まいの方々に丁寧に説明し、理解と協力を得ることが不可欠であると考えております。また、当該緑地は河川区域内に位置するため、増水時の安全対策や工作物設置撤去等の条件について河川管理者と調整を要するとともに、既存の道路から緑地までの進入路の整備等の検討も必要です。これらの課題が解決次第、社会実験の実施に向けて検討してまいります。

2 不登校支援

1 不登校になる要因・背景、置かれている状況は個々人様々だと思います。個別の調査分析をもとにして傾向を把握し段階に応じた対策に繋がるのではないでしょうか?

答弁

不登校児童生徒の状態を丁寧に把握し、適切な支援につなげるため、今年度から、学校では、遅刻や保健室の利用状況、家族との関わりの状況など、子どもの状態をいくつかの視点に分けて捉えています。各校の状況を把握する中で、岡山市全体の傾向を捉えるとともに、学校に対して、個々の状態に応じた助言を行っており、適切な支援がなされるよう努めているところです。

森山意見

今年度からようやく取り組んでいただいています。今後専門家のアセスメントを活用できるようよろしくお願いします。

昨年の12月文部科学省が公表した「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果」において、小・中学校で学習または行動面で著しい困難を示す子どもが8.8%、そのうち7割は個別支援が行き渡っていないという驚くべきニュースが出ました。

2 対応できる専門の人材が学校現場、関係者にいますか?いない場合の人材確保、研修体制についてどうお考えか?

3 アセスメント、学習障害の早期発見、支援の仕組みについて詳しくお聞かせください。

→学習障害に限らず特別支援の専門家

4 そろそろ特別支援教育コーディネーターの専任・専門化について検討されませんか?並行して民間からスーパーバイザーの配置、研修、マニュアルの作成の必要性についても所見願います。

2、3、4答弁 

特別支援教育コーディネーターを対象とした研修会では、学習面でのつまずきなど、支援を要する児童生徒の状況を敏感に察知し、必要な支援につなげるために学習障害の見取りのポイントや支援方法を話し合い、共通理解を図っているところです。また、より専門性の高い支援が必要なケースについては、特別支援教育相談窓口で学校から受けた相談について、医師、大学教員などの専門家らによる会議で検討し、効果的な対応ができるよう支援しています。
専任の特別支援教育コーディネーターについては、継続して国に要望するとともに、アセスメントが充実するよう、スーパーバイザーなどによる支援体制の整備等を検討してまいります。

森山意見

LDの子供は、小学校入学を機に、『読む・書く・計算する』の困難は、全教科に影響を及ぼし、表面化していきます。 特定の学習だけに困難がある場合は、さらに周りから理解されにくく、『怠けている』『努力が足りない』などと誤解されて、自力では解決できない苦しみで不登校・鬱・引きこもり・非行などの2次障害に陥ってしまう子どもが多いのではないでしょうか?
現状4500名ほどの児童生徒には支援はなく放置されています。気づかない先生が圧倒的に多い、認識されていない。校内にプロフェッショナルがいない。3、4年の長期的な支援が必要。本人の自信をつけてやることが必要。通級で出来ていない。通常学級での配慮も限界。必要性は感じているが人が足りていない。特別支援教育は出来ないを支援することだけではない。特別支援の視点で個々の困り感を感じさせない環境づくりをする、これこそが目指すべきユニバーサルデザインではないか。医療診断が前提ではない。アセスメントから個別支援について校内で出来るようにするべきです。

5 今年度から取り組まれる児童生徒支援教室の改善へ向けた取り組みの中身を教えてください。年間のランニング費は?→不登校児童生徒のどのくらいの受け入れをしているのか?(実態数)現在何名中何名が利用か?

答弁

令和5年度の児童生徒支援室運営管理費の予算額は約1億2千万円です。令和3年度の岡山市の不登校児童生徒数は1,270名で、そのうち児童生徒支援教室に通室している児童生徒数は85名です。児童生徒支援教室では、ICTの積極的な活用による学習支援や相談支援の在り方について検討し、実態に応じて実施しています。また、「岡山市教育相談機関定例連絡会」を年3回開催し、子どもたちの社会的自立に向けて、民間団体を含む関係機関と幅広く意見交換や情報共有を行うことで、適切な支援体制の構築に努めているところです。

森山意見

検討については当事者の声、外部識者(フリースクール運営者等)の意見をしっかり取り入れるべきです。市直営のフリースクール5教室は1億2千万の財源で85名、民間フリースクール(把握する3教室は財源なし)は合計約200人しかも保護者負担があるにも関わらず、です。

6 通級指導教室の配置状況と稼働状況は?受け入れ対象について課題はありませんか?今後の配置計画については全市自校通級を目指すべきではないでしょうか?

答弁

通級による指導は、不登校支援としてではなく、障害による困難を克服するために行うものです。今年度は、小学校7校、11教室に言語通級指導教室があり、170人の児童が通っています。また情緒通級指導教室については、小学校21校、32教室に503人の児童が、中学校は4校、5教室に51人の生徒が通っています。状況によっては、指導を開始するまでに一定期間要する場合があり、年次的に通級指導教室の新設等を進めてまいります。

森山意見

<障がいが見過ごされたり、適切な指導がされていない(学習障害)から不登校になってしまうケースがあるのではないか?現状岡山市に学習障害に対応できる先生はいないと思います。教室の拡充は勿論、専門家の配置、研修についても今後お願いしたい。

7 県立御津高校の存在は地元は勿論生徒たち保護者にとってもセーフティネットとして大変な価値があると考えます。その県立御津高校が今年5月1日を持って在籍者数99人ということで来年も100人を下回れば再編対象、80人を2年連続下回れば生徒募集停止という大変な困難状況にあります。様々な困難を抱えた生徒たちの出口の選択確保として市教委としても存続への責務があると考えますがいかがでしょうか?

答弁

県立高等学校の教育体制の整備につきましては、種々の課題や、今後の展望等を踏まえたうえでの、岡山県教育委員会としての方針に基づくものと認識しているところです。県立御津高等学校は、岡山市立学校の生徒にとっても貴重な進学先の一つであり、その役割や思いを岡山県教育委員会に伝えているところです。

森山意見

子供達の多様な公立での選択肢を守ることに県も市もありません。今後連携しながら存続へ向けてよろしくお願いします。

起立性調節障害

この病気は小学校高学年から高校生に多く見られ、不登校の原因になることもあると指摘されています。朝きちんと起きられず、親や教師からは、怠け癖がある、夜更かしが原因などと責められてきた子どもたちが、実は血圧などの身体機能の異常による病気を患っており、治療によって改善されることがガイドラインで示されています。

8 本市での不登校児童生徒の起立性調節障害の割合はいかほどですか?早期確認にどのように取り組まれていますか?

9 ガイドラインの作成や教職員、家庭、地域へ向けたシンポジウムや講演会開催など周知・啓発についてお考えはないか?

8、9答弁

起立性調節障害の診断を受けた不登校児童生徒の割合は把握していませんが、その疑いがある場合は、養護教諭の見立てを取り入れるなどして、組織的、計画的な支援を行うよう、まずは教職員に周知・啓発していきます。なお、ガイドラインの作成については、研究してまいります。

森山意見

県の方ではガイドラインがあります。市の方でも共有をお願いします。

3 在留外国人への言語と住居

2019年4月の入管法改正で、外国人労働者が日本社会で仕事をする機会が増え、家族の帯同も許されました。今後、日本語を話せない外国人の数はさらに増えると見込まれます。

1 本市における在留外国人、日本語教育の必要な方は何名おられるのか?

答弁

本市の外国人人口は令和5年3月末時点で13,880人で、そのうち一部の労働者や帯同して来日した家族など約4,200人のなかの一定数の方に日本語教育が必要であると見込んでいます。

2 公立学校に在籍する外国人児童・生徒のうち、令和4年度通年で日本語指導が必要な児童生徒数は小中合わせて140名です。学校教育において複数言語、複数文化環境への理解や配慮についてどのような取り組みをされていますか?

3 外国人児童生徒等教育を担う教員の養成・研修プログラム開発、また専門家によるコーディネーターの必要性についてもご所見願います。→アセスメントについてのお考え、ニーズの把握、実行について

2、3答弁

日本語指導が必要な外国人児童生徒等が在籍する学校では、指導者や支援員の他に、支援体制づくりや特別の教育課程編成をコーディネートする日本語教育担当者を設けています。日本語教育担当者に対しては、児童生徒の多様な背景への理解、個別の日本語習得状況やニーズを適切に把握し、効果的な支援につなげる方法等、配慮の在り方についての研修を行っています。また、管理職についても学校全体での理解や配慮の必要性について考えるための説明等を毎年行っているところです。なお、児童生徒が不安を和らげたり、必要な指示を理解したりできるように学校へ携帯型翻訳機の貸出を行っています。今後もよりよい支援につなげるよう、関係機関との連携を模索してまいります。

森山意見

外国人への日本語教育は合理的配慮であり日本語を覚えることで自立を促し定住や進学(留学)仕事選びの選択肢が増えることは少子化対策にも繋がります。学校→横浜市は市立小・中・義務教育学校488カ所のうち、142校に「国際教室」を設置し、1校あたり5人いれば国際教室が設置され、日本語指導の教員を加配したり、通訳・母語ボランティアの派遣。さらに日本語指導が必要な児童生徒のうち、日本の学校に在籍している期間が2年未満の子ども対しては、母語のできるボランティアが学校生活への適応や学習を支援。保護者に対しては、母語のできるボランティアを学校に派遣し、転・編・入学時の説明、個人面談、家庭訪問、入学説明会等の各種説明会などで、学校と保護者間の通訳も配置。

4 日本語教室の利用者は何名おられるのか?日本語教室、相談窓口についても充分に対応出来ているのでしょうか?課題、解決へ向けた取り組みをお聞きします。

答弁

岡山市国際交流協議会が運営する日本語教室の利用者は、令和4年度は3か所で延べ1,618人となっています。外国人市民にとって日本語を学びやすい環境づくりを進めるためには、日本語教育に関わる様々な団体との関係づくりが重要であると考えており、今後、文化庁の補助事業を活用しながら、総合調整会議から助言をいただくとともに、事業を総括するコーディネーターを配置するなど事業推進に努めてまいりたいと考えています。相談窓口については、年々、相談件数が増加しており、内容も多様化、複雑化していることから、現体制での対応状況を見極めながら、引き続き、関係部署との連携を密に行い、きめ細やかな対応に努めてまいりたいと考えております。

森山意見

まず子どものためのクラスがないことやそもそもの開催回数、夜の時間帯、ボランティア体制の限界などについて課題への検討が必要です。学校と連携も視野に専門性あるスーパーバイズやコーディネーターを入れながら改善へ向けてよろしくお願いします。

4 公立夜間中学の開設について

1 夜間中学を必要とするのはどういう人たちで市内に何名くらいいるのか?また在留外国人の数やコミュニティの把握はされているか?

答弁

夜間中学は、義務教育を修了しないまま学齢期を経過した方、不登校など様々な事情により十分な教育を受けられないまま中学校を卒業した方、本国で義務教育を修了せずに日本で生活を始めることになった外国籍の方などのなかで、義務教育課程の学び直しを望まれる方が必要としていると考えております。令和2年の国勢調査の結果では、市内の未就学者と最終卒業学校が小学校の方は合計2,851人でしたが、中学校で実質的に学べなかった方、外国籍の方で、本国での義務教育が十分でなかった方の実数は把握しておりません。また、市内の在留外国人は令和5年3月末時点で、13,880人であり、外国人コミュニティについては、把握している限りで6団体となっております。
授業体験会への参加状況は昨年2回で計29名でした。2019年市民協働推進モデル事業でのニーズ調査では810通の回答に143名が「自分が夜間中学で学びたい」とありました。

2 今年度の授業体験会の開催予定は?PRの努力と工夫、真に必要な人の背中をおすための取り組みが足りていないのではないか?周知徹底についてお考えとシンポジウム開催についてもお聞かせください。

答弁

授業体験会については、今年度3回の実施を予定しており、現在1回目となる7月13日実施の体験会の準備を進めております。周知については、広報紙やSNSの活用、各公民館や民間施設へのチラシの設置、テレビやラジオでの告知に加え、夜間教室等に出向いての説明を行うなど、多様な方法で広報に努めております。引き続き、より多くの方に伝わるように努力してまいります。シンポジウムについては、みらいえを代表されての鬼木議員にご答弁したとおりです。

森山意見

夜間中学開設へ向けた取り組みポイントは体験会を通した周知の徹底だともいます。外国人の方への日本語教育についてもさらなる掘り起こしへ向けて尽力願います。

3 連携中枢都市圏連絡会での意見交換の中身と課題についての検討状況についてもお聞かせください。

答弁

連携中枢都市圏で連携する市町とは、これまでも岡山市の夜間中学開設に向けた取組や検討状況をお示しし、各市町での相談の状況についての情報共有しているところであり、今後、入学手続や教育課程など、詳細について協議を進めてまいります。