2021年 6月定例議会個人質問

2021.06.18

1 ふるさとの土台づくり

所信にて市長は自身の政治姿勢について不易流行「物事の本質を変えず、時代にあった新たな変化を取り入れること」と「信なくば立たず」を言われました。毎回市長の格言コーナーは楽しみで、都度膝を打ち共感しておりましたが、出馬表明での格言は大森市政にふさわしく、引き続きの信頼、期待を申し上げ、質問に入りたいと思います。

物事の本質とは何なのか?本質を見失った世相にあって、市政運営については目の前のコロナ対策はもちろんですが、コロナ対策の本質は従来からの課題に真正面から向き合い、モヤモヤを明らかにしていくことであり、
少子高齢人口減少社会での多様性・多文化共生をどう実現するか、だと考えます。今だからこそ私たちの足元を見つめ直し、暮らしあるマチの「歴史文化」を知り伝え伝えられる環境をつくることで、ふるさとの土台づくりにつながるのではないでしょうか。

1 これまで本市での歴史文化政策は万全ではありませんでした。大森市政の8年間は造山古墳群の活用や高松城址跡、東大寺窯跡調査、岡山城の耐震化リニューアル等、次々に歴史文化の継承を切り口に力強く取り組まれました。新しく令和になりました、あらためて岡山市の魅力向上は、対外評価ではなく、そこに棲みなすものの心なりけりだと思います。シビックプライドをどう醸成とこれからのふるさとの土台づくりについてご所見願います。

<市長>
皆さんおはようございます。今日もよろしくお願い申し上げます。それでは森山議員の質問にお答えをいたしたいと思います。
まずは、歴史文化政策を柱とした、市民の誇りの醸成、ふるさとの土台づくり、また偉人の歴史の見える化といった話について、一括して私の方からお話を申し上げたいと思います。よくふるさとという、先日も、ふるさとに根づいた、ふるさとを思う、そういう教育の議論がありました。そこで申し上げましたけど、ふるさとって何なんだろうっていうところであります。なかなか目には見えないわけでありますが、我々一人一人の原点なんだろうというように思っております。その原点を形成しているものは一体何なのかというと、私も森山議員のおっしゃるように、岡山が今まで培ってきた、こういう歴史であり、文化であり、そういったものが土台になっているだろう、そのように思っております。従って、岡山が今まで経験してきた歴史、それらをできるだけ、市民の皆さん方にご提示したい、一緒になってそういったことを考えたい、というようなことで始めたのが「歴史のまちしるべ」でありました。様々な偉人についてもそこで提示させていただいているんですが、戦国時代の有名な小西行長が、表町にあった呉服屋さんの養子で来たんだっていうのは、あれ私も初めて知ったようなところであり、驚くことも多かった次第であります。そういう面では様々なところを、足守でも、建部でも、いろんなところにこういったものがあるわけでありますけれども、これらを大切にしていかなきゃならないっていうのはおっしゃる通りだと思います。これからも、そこはやっていかなきゃいかん。今、例えば高松城址で、VRの制作をやっておりまして、こういう中でも、清水宗治公の話等々が出てきているわけであります。残念ながら造山古墳が誰のなのかって言うのが、そこわかってないんですけども。あそこビジターセンターへ行かれましたか。あそこに展示しているのは古墳の像を明らかにしているのではなくて、古墳を形成するに至った、その流れを展示している。そういう必要が私もあると思っています。それから、今、岡山城は、宇喜多直家、秀家親子の話も当然でありますし、関ヶ原を通じて後、小早川であるとか、池田家に繋がる。やっぱり人物像なるものをきちんと整理をしていく。それ以降も、今回の赤木議員の地元って話がありましたが、犬養木堂さんの話もありました。
様々な形でそれらを明らかにすることによって、我々のふるさとというものがより誇れるようにしていきたいというように思っております。文化系施策では、やはり今回、劇場を作っていくっていうのが画期的だと思います。そこでは今までの、見るだけじゃなくて、創ったりするっていう行為もその中に入ってきます。岡山の文化をさらに発展させる、そういったことを、こういう施策を通じてやっていきたいなというように思っております。

岡山の人々の歴史を伝える社会共通資産としての博物館であるシティーミュージアムはこれまで多く課題がありましたが、大森市長のもとで改善されようとしています。民俗資料室などは周辺に存在しますが中心部にはなく、特に近現代史のアーカイブは脆弱であり、偉人の顕彰など岡山市民会館に肖像画が掛かっているにとどまっています。

2 今後4年の間、岡山市固有の歴史文化、特に偉人の歴史の見える化についてどのようにお考えでしょうか?歴史文化の「継承」をテーマにした大森ビジョンを掲げることはできませんか?

→箱ものだけでなく地域資源の活用、面としてのあり方

<市長>
歴史文化の関係の施設というようなお話がありました。共通認識として、岡山の歴史であり、また文化であり、そういったものを大切にするっていうことは、これは極めて重要だろうというように思っています。それが我々のアイデンティティに繋がっていくわけで、それを今度はどういう形で実現といいますか、どういう形で、そういったものを作り上げていくのか、このプロセスないし方法はいろいろあるんだろうというように思います。そういう面では、今回の所信で、また信任が得られれば、これからの4年間やらせていただきたいという話を申し上げました。そういう中で、私にとっての歴史文化っていうのは非常に大きなものであります。それをどういった形でやっていくのか、また皆さんがたとも十分議論しながらですね、これからの道筋を考えていきたいというように思います。

2 カルチャーゾーンと歴史公園整備

1 カルチャーゾーンとは何か?各12施設内の展開と施設同士の連携はあっても一部にとどまっています。施設、ゾーニングを超えた環境整備が必要だと考えます。江戸から今日までの多様で多層なハード、ソフトの歴史文化資源を今一度調査研究し、カルチャーゾーンに新たな価値を見出す必要がありませんか?

<政策局長>
岡山城や後楽園、美術館、博物館といった各種施設が集積する歴史・文化ゾーンについては、第6次総合計画後期中期計画案において、各施設間の連携強化や、効果的な情報発信を掲げているほか、歴史文化資産を掘り起こして新たな観光資源として磨き上げることを新たに書き加えております。今年度は、観光振興の観点から、歴史資産を活用した魅力あるストーリーを磨き上げるための調査事業も実施することとしており、引き続き、関係各局が連携を図りながら、歴史文化遺産を生かしたまちの魅力の創造と発信に取り組んでまいります。

2 観光客ではなく、関係人口を増やすというのが最近の国の施策レベルでも議論されていることです。カルチャーゾーンとしても、文化的な活動に関わる人が県内外から多数訪れ、互いに交流するような場づくりを行うことが重要であるかと思うのですがその点はどうお考えでしょうか?

<市民生活局長>
文化的な活動の場づくりについてです。
現在建設中の新劇場では、ギャラリーやロビーなど、誰もが気軽に立ち寄り、集い、憩える機能に加え、多様な目的に活用できる練習室も多数整備する予定です。この新劇場と岡山シンフォニーホールを拠点に、文化芸術活動をより活発にしていくとともに、文化的な活動に携わる人と地域の方々が参加できるイベントの開催などにより交流を広げてまいります。
また、それらをさらに発展させ、旭川河畔全体を岡山市の歴史文化に根差した魅力の発信拠点としていきたいと考えております。
以上です。

蕃山町にある池田光政によって開学した岡山藩藩学は1669年江戸時代前期に他藩に先駆けて開かれた最古の藩校で、江戸幕府が開いた湯島聖堂よりも21年早いものでした。

3 日本で初めての藩校という歴史をどのように捉えてますか?人材教育、輩出された教育文化発祥の原点について検証し発信する必要がありませんか?

→女子教育の歴史(順生、山陽、聖心キリスト教徒によって建設)、全国で6番目のナンバースクール第六高等学校のちの岡大

<教育長>
史跡旧岡山藩藩学跡は、岡山藩主池田光政が寛文9年(1669年)に設けた藩士子弟のための藩学です。大正11年に史跡にはんち指定されましたが、建物は戦災で焼失し、泮池のみが残っております。岡山の教育史を語る貴重な文化財として保護・保存してい くとともに、一般に公開し、史跡としての重要性をホームページ 等で発信しております。

歴史公園整備

岡山城主要部跡地活用に歴史公園をつくるとされています。

4 歴史公園の主題となる要素は何でしょうか?岡山市民会館や旧内山下小学校が市民の歴史のシンボルとなり、新たに保存活用されていくストーリーを描くことは難しいのでしょうか。戦後岡山に文化の香りをもたらした近現代の歴史を継承していくことも必要ではないでしょうか?近代のモダニズム建築を残し活用することで、創造都市政策を展開している自治体と同様レベルの文化的発展が可能だと思うのですがいかがでしょうか?→継承と創造

5 基礎調査結果に示されたものはパターン分けにとどまります。岡山城内に市民文化(市民会館)、教育(学校)、情報発信(放送局)の集積されたその歴史的文脈を調査することで当該地における本質、必要な機能が見えてきませんか?ビジョンづくりについてどう取り組まれますか?→歴史公園の歴史とは?江戸から昭和まで

岡山市民会館

先の議会で岡山市民会館の建て壊しの答弁がありました。驚きを隠せない多くの市民がおられます。岡山市民会館は1964年、市の公会堂と公民館の合築により岡山市民の文化活動の拠点として開館しました。ハードは音響工学の祖とも言われる公共建築の第一人者佐藤武夫によるもので、モダニズム溢れる建築は高い評価があります。何より秀逸は山陽放送本社との一体整備は世界で一番美しい広場とされるサン・マルコ広場をイメージしてつくられたという意匠です。つまり佐藤は建築により公共空間としての市民の広場を作ろうとしていたのです。さすが公共建築の第一人者の仕事でした。文字どおり市民の会館は、戦後復興時からの岡山市民文化活動の記憶がつまった器でもあります。

6 なぜ公園の整備方針が出ていないにもかかわらず建て壊しなのでしょう?

7 岡山市民会館の建築的価値、岡山市民会館というレガシーをどう評価されますか?継承の必要性についてもご所見願います。

→保存、継承、メモリーとは

8 SDGSの理念にあるのは多文化共生のマチづくりであることは間違いありません。持続可能な都市開発は情報をオープンにし、多様な知恵や工夫で地域課題を解決していくプロセスにあると思います。透明性を持ち公平に取り組んでいただくためにも、地元は勿論、様々な皆さんからの声をよく聴くということではないでしょうか?建て壊しの経緯説明、未来へ向けた対話的意見交換の場づくりが必要ではないでしょうか?→このプロセスを通して公園のあり方を

<政策局長>
続きまして、旧内山下小学校等の保存活用、そしてビジョンの形成についてお答えいたします。
市民会館については、2月定例会での答弁、また先ほどの市長答弁の通りです。一方、旧内山下小学校については、耐震性等の課題があるものの、昨年6月の基礎調査結果では、除却以外のパターンも示されております。岡山城主要部跡地は、近代化の過程で公共施設用地等として活用されてきたものですが、何よりも城郭の一部であったことが最大の特徴であり、歴史資源の活用やウエルカムゾーンの整備といった考え方のもと、今年度中を目途に整備の方向性を打ち出すことが示されております。そのような中、新型コロナに伴うオープンスペースの需要の高まりや、税収の下ぶれによる財政への影響、さらには芸術創造劇場の整備を契機とした旧城下町エリア全体の回遊性、このようなことも踏まえながら一定の方向性を整理してまいります。
<市長> [4, 6, 8 についての答弁]
カルチャーゾーンと歴史公園整備。なぜ市民会館は取り壊しか。市民会館というレガシーの評価継承はということであります。
ご存知のように市民会館、もう築後60年近く経っております。もう老朽化し耐震性は非常に低いものでありました。従って、市民会館と市民文化ホールの統廃合を行って、合併推進債を活用して、千日前に、先ほど申し上げた岡山芸術創造劇場を整備するということになっているわけであります。今の市民会館を建築物として評価する声があることは私も承知をしていますが、もし残せば、この計画自体が破綻しかねない話になっております。その一方で、長年担ってきた文化芸術施設としての中心的な役割、また、その間に育まれてきた市民の思いなど、レガシーともいうべきものは大切にしなければならないというようにも思っております。閉館にあたって何ができるのか、今後検討してまいりたいと思います。次の問いですが、市民会館の取り壊しの経緯を説明する場を設けるべきだと、そして未来に向けた対話的意見交換の場づくりが必要ではないかということでありますが、経過説明については必要に応じて対応してまいりたいと思います。
この市民会館がある岡山城、そして後楽園の周辺エリアは、歴史・文化資産が集積する観光やにぎわいの拠点であるとともに、旭川の自然、また、景観を体感できる市民の憩いの場であり、大変重要な場所だと私は思っております。岡山の顔ともいうべき場所ではないかと思っております。歴史公園整備においては一定の方向性を整理し、その上で、様々な方のご意見を広く伺い、十分議論して参りたいと思います。意見を聞く手法については、今後検討して参りたいと思います。

<市長> [7についての答弁]
次に市民会館のメモリーっていう話がありましたけれども、私が先ほど答弁申し上げたレガシーっていうのと、合い通じるところがある表現だろうと思います。岡山の市民の皆さん方が60年の長い間あそこを使っていたわけですから、そういう面での愛着もあるでしょうし、かつ、建築物としての重要性っていうのもおっしゃられたことは十分理解できます。こういう状況下で、どういう形がレガシーなりメモリーなりを残すことになるのか、大切にすることになるのか、これから十分に我々も議論し、またいろいろと広く関係者の方たちにもお話をして意見を聞いていきたいというように思っております。

<森山再質問>
再1 岡山のふるさとの土台とは?これまでの岡山市の課題です。アイデンティティーとは何か?岡山市の魅力の掘り起こしについては残念ながら歴代市長の取り組みは弱かったが、この間市長は歴史文化を切り口に力強く取り組まれてきた。これからも岡山市の歴史文化伝承のため、シティーミュージアムの改革やカルチャーゾーンや岡山城主要部の歴史公園整備については、池田光政から始まる近現代へと繋がる文教政策からの見える岡山市固有の歴史文化の見える化について取り組んでいただきたい。
海外の都市を歩くと歴史的な古い建物とすぐ近くに斬新な現代建築があったりして、新旧建築の共存が土地の歴史文化の重層性や連続性を演出しマチに豊かなプロポーションを与えている風景があります。歴史的な古い建物をも残すことにより継承という普遍性を守ることがふるさとの土台づくりの本質でありシビックプライド醸成につながるのではないかと考えます。そして観光が生まれるのだと思います。
再2 岡山市民会館の建て壊しについては、歴史公園整備の方針がないなかで出されました。市民への説明もありませんでした。文化担当局の立場では新劇場ができるのでホール機能は廃止という視点での判断であり、それについては理解をしているところです。岡山市民会館、これも近現代における貴重な歴史遺産レガシーであることは間違いない。市民への経緯説明は意見を持つ方々には丁寧に、広く周知できるようお願いしたい。幅広い意見交換を通しての市民参加こそ持続可能なまちづくりの本題だと思います。岡山市民会館のレガシーをどう伝承するのか様々なアイデアが出ると思います。再度ご所見願います。

<市長>
それでは再質問に対する答弁をさせていただきます。
まず歴史文化関係の施設というようなお話がありました。
共通認識としてね、岡山の歴史でありまた文化であり、そういったものを大切にするということは、これは極めて重要だろうというように思っています。それが我々のアイデンティティに繋がっているわけであります。それを今度はどういう形で、実現といいますか、どういう形で、そういったものを作り上げていくのか、このプロセスないしは方法はいろいろあるだろうというように思います。
そういう面では今回の所信で、また信任が得られれば、これからの4年間、やらしていただきたいという話を申し上げました。
そういう中で、私にとってこの歴史文化っていうのは非常に大きなものであります。それをどういった形でやっていくのか。また、皆さん方とも、十分議論しながらですね、これからの道筋を考えていきたいというように思います。

旧内山下小学校

旧内山下小学校は1887年に当時岡山区高等岡山小学校として創立され、1890年に現西の丸へ移転、1933年に鉄筋校舎へ改築し89年目を迎え、現在もあらゆる団体の利用があります。

9 開学より134年の沿革から見える内山下小学校の歴史文化の特色や建築的価値についての認識をお聞かせください。

<教育長>
旧内山下小学校は、昭和12年に建築され、当時の学校建築では珍しい鉄筋コンクリート3階建ての校舎でした。にしのまるにして校庭には、国の重要文化財に指定されている岡山城西丸西手櫓をはじめとする史跡が、戦火を免れて残っており、歴史文化的に貴重な場所であると認識しています。

10 停滞していた旧内山下小学校の跡地活用について、賑わい創出のための社会実験を実行していただけたのは大森市長のおかげでした、街場の若者たちを代表して感謝申し上げます。その賑わい創出へ向けた社会実験はマチづくりには縁遠かった多くの若者たちが様々に主体になり、地域の町内会や学校とも連携しながら新たな縁がつながる地域コミュニティの姿を示したように思いますが、当局の評価をあらためてお聞かせください。

<政策局長>
平成26年度からの4年間、旧内山下小学校跡地や石山公園を活用したイベント等の社会実験が、NPO等の協力のもとで実施され、延べ8万人を超える来場者を得たところであり、中心市街地におけるにぎわいの創出や回遊性の向上といった観点から、非常にポテンシャルの高いエリアであることを改めて確認できたと考えております。

3 不登校支援について

本市では不登校数が小学生では年々増加し、中学生では長期化が課題になっています。

1 不登校児童生徒への初期対応(不登校になってから)をどう考えるか?適応指導教室や民間施設のこれまでの利用状況とそれに関する課題及び解決に向けた新たな取り組みについてお聞かせください。

<教育長>
早期対応が大切だと考え、家庭訪問や個別の支援計画を作成するなど、不登校の兆しをとらえて支援を始めています。 本市の不登校児童生徒数は、令和元年度で 970 人であり、同年 度の適応指導教室の利用状況は、延べ相談件数が約 3,300 件で入室は 99 人です。 民間施設へ通室していた岡山市の児童生徒は、把握しているもので、令和元年度が 22 人です。 適応指導教室の課題としては、活動の様子についての周知がより一層必要であることと考えており、今後も本人や保護者への周知方法の工夫を図ってまいります。

2 不登校の子どもたちの居場所を確保し、社会的自立を促す支援をどう考えるか?不登校児童生徒の活動に対しては義務教育の範疇としての経済的支援が必要ではありませんか?さらに不登校児童生徒へ向けたニーズ調査はできませんか?→草津市の例

<教育長>
居場所の確保及び社会的自立に向けた支援については、すべての児童生徒にとって重要なことと捉えています。 適応指導教室やフリースクール等の民間施設への通室に対する 補助などの経済的支援や、不登校児童生徒へのニーズ調査については、今後研究してまいりたいと考えています。

3 これまでもお願いしているが適応指導教室の名称は時代に合わせて変更できないのか?

<教育長>
適応指導教室の名称変更については、変更する方向で検討を進めているところです。

4 適応指導教室の通室アクセスに関する課題と解決へ向けた取り組みは?

<教育長>
通室アクセスに関する課題については、利用者の居住地によっては、保護者の送迎が必要となる場合があることが挙げられます。こうした通室への負担を軽減する一つとして、市内 5 か所の適 応指導教室から、児童生徒の希望や状況に合わせて、通室する教室を選択できるようにしております。

今年4月、岐阜市に不登校児専門の草潤中学校が開校されました。自治体主導としては目新しい公立不登校特例校です。その方針は「すべての授業はオンライン併用で通学してもしなくてもOK」「担任教師は生徒側の選択制」「時間割は教師と生徒が相談しながら一緒に決める(義務教育としてはきわめて異例)」「職員室は生徒に開放し、生徒は食事をしてもただくつろいでもよい」「開校時の先生は異動でなく手上げ方式」と、実に革新的です。
大切なことは、子どもたち自身が学びを選ぶということ、子どもたちには学んでいいという権利、義務を負っているのは大人だと思います。

5 不登校の子どもたちが学びたいと思ったときに、学べる環境を用意することだけが唯一、教育委員会に課せられた使命ではありませんか?特例校についてもご所見願います

<教育長>
教育委員会は,教育相談室や適応指導教室の設置に加え,家庭でも自主学習ソフトの活用ができるようにしております。 今後も,より効果的な支援を行うことができるよう進めてまい
ります。 不登校特例校の新設については,現在計画しておりません。不
登校児童生徒にとってよりよい支援ができるよう,他の自治体の 動向も注視しながら,研究を進めてまいります。

教育相談室、適応指導教室の職員待遇

深刻な不登校課題を最前線で支える職員の労働条件が深刻です。再任用である元校長とカウンセリングの国家資格を持つ会計年度任用職員の給与が労働条件がほぼ同じにもかかわらず約半分のひらきがあります。会計年度任用1職員は手取りで12、3万ほどになり、その中には10年20年のベテランスタッフもおられます。この数字には驚きました。人材育成・流失、知見散逸が気になります。本気で不登校支援へ取り組んでいるのでしょうか。

6 同一労働同一賃金を謳っていますが、給料の差や手当の有無に至っては、労働基準法違反に問われませんか?教育委員会としての見解を

<教育長>
教育相談室、適応指導教室の職員待遇につきましては、再任用職員、会計年度任用職員、それぞれの職務職責に応じて適切に対 応していると考えております。

<森山要望>
不登校支援は初期段階での対応が長期化を防ぐことは言うまでもありません。校外での支援についてお聞きしましたが、単にフリースクールやスペースに行けば解決することでもありませんし、生徒支援と一緒に保護者、家族支援も必要だと思います。多様性を認め、学びの保障をどうしていくのか?個に最適な学びを継続していくにはどうするのか?子どもの声なき声を聴き、安心してチャレンジできる場について本質的な議論が必要ではないでしょうか?さらに適応指導教室や教育相談室の職員待遇についても通り一遍で対応するのでなく、職員を大事にするべきです。教育委員会で知恵を出して、不登校対策について本気で取り組んでいただきたい。

4 中心市街地における飲食店やエンタテインメント等への支援

昨年春の第一回緊急事態宣言から1年が過ぎましたが、未だ中心市街地での事業者は混迷を深めたままです、先が見えません。行政として出来る支援は財政出動と規制緩和だと思います。引き続きの財政支援に加え、今こそ飲食店やクラブ、ライブハウス等、その関連事業者がアフターコロナへ希望を持てる大胆な取り組みが必要ではないでしょうか。

1 支援も次のフェーズに移っていく必要があると考えます。例えば西川緑道公園や旭川河畔等を活用した屋台ブース等の屋外マーケットの常設や公道でのリヤカー販売など、賑わいづくりとセットでの社会実験からスタート出来ませんか?

<都市交通・公園整備局長>
昨年度は、賑わい創出と飲食店の支援を目的に、下石井公園では、周辺の飲食店が人気メニューを提供するイベントを実施しました。また、西川緑道公園では、まちづくり団体と連携し、座席とテーブルを設置した会場から、スマートフォンにより周辺の飲食店に料理の注文と電子決済を行いデリバリーしてもらう社会実験を実施しました。
今年度は、旭川右岸の出石町地区において、賑わい創出等を目的として、堤防上での、キッチンカーによる飲食の提供等を想定した社会実験を行う予定です。なお、リアカー販売は、道路法、道路交通法においては、規制の対象ではありません。
引き続き、周辺地域や関係団体と連携を図りながら、公共空間を活用した、まちなかの賑わい創出の取り組みの中で、飲食店の支援についても、取り組んでまいりたい。