これは大きな分岐点

今朝、近くの売店へいくと、おばちゃんに

「市会議員さん!市民会館は千日(商店街)にいくんかのお、市外から来た方がわかりづらいじゃろう」と、“また”言われた。

最近、マチナカを歩くと、この『市民会館老朽化に伴う移転新築について』の話題が聞こえるようになった。そういえば、昨日のランチ(吾妻寿司)でもその話題が。

率直にいって、『誤った街場の議論』になっているようで、大変に危惧をしています。

というのも、現在当局の示しますのは、「旧後楽館中高跡地(元農政局、オリエント美術館北、)へ『市民会館』と『市民文化ホール』を合築にて検討中」ということであります。

『市民会館新築』のみの話題が先行しているので、これはマズいな、と。全体の問題をしっかりと把握しなければなりまぬ。

今年の2月定例議会の代表質問にて、僕の思い、アイディアを当局へ質問をしております。

是非ともご参照下さい。

 

 市民会館と市民文化ホールの一体整備事業について

 

毎年岡山県でのコンサートを開催する大物ミュージシャンにユーミン、長渕剛、山下達郎さんやクレイジーケンバンドさんらがいらっしゃいますが、岡山市でのコンサート開催はありません。また、プロのミュージカルや演劇等の舞台関係も同様です。受け皿に足り得る「箱」が存在しないからです。 これからの新しい岡山市民会館、市民文化ホールの有り様は“政令市岡山として文化芸術に胸を張れるかどうか”が問われると同時に、歩いて楽しいマチづくり復活への大きな契機になるかと思われます。

 

(ア) 岡山市民会館、市民文化ホールの現状の運営、課題についてお聞かせ下さい。そして、両館を一体整備する理由についてもお願いします。加えて、岡山市において両館の役割、位置づけについてはどのように考えられておられるのか?お聞かせ下さい。

 

<市民局長答弁>

岡山市民会館は、平成13年から管理運営委託、平成18年から指定管理者制度を導入し運営を行っており、音楽や演劇等の興行、集会や発表会等に幅広く利用されております。一方、市民文化ホールは、直営による管理を行っており、文化芸術団体の方々を中心に文化芸術活動の発表の場として利用されております。

両施設とも、耐震対応ができていない、バリアフリー化ができていない、経年劣化により大規模な施設・設備改修が必要な時期を迎えている等の課題を抱えてい るところです。一体整備のメリットとしては、財源として施設を統合する場合、合併推進債など有利な起債を活用できることや、管理運営コストの縮減が図れ ることなどが挙げられます。市民会館、文化ホールともしっかりしたものを作りたいということで、25年度に調査に入ります。その中で、ご質問にもあった、 限られた面積でどのようなものができるか、これもその中で調査をさせていただきます。今の位置を考えた理由としては、カルチャーゾーン、また城下の賑わい ということも考慮に入れての候補地選定であるので、地域の方々の賑わい創出も、その中で検討項目に入れて調査事項を検討し、どのような建物ができるか等 を、25年度しっかり研究してみたいので、よろしくお願いします。

 

<モリヤマ再質問>
(ア)特に市民会館ですが、コンサート機材搬入導線の環境が悪い(大型のトラックがスムーズに出入り出来ない)。ホール内においても舞台が狭いとか照明の 吊り込み、楽屋まわりの脆弱さ、そして、これが致命的なんですが、天井が低く音の響きについての配慮がないなど、民間の興行者からは聞こえております。そ ういった施設におけるハード整備は勿論ですが、最も重要なのは、「ビジョンをしっかり持った運営」なのだと思います。これからのホール運営に大切なのは、 ヴァラエティに富んだ、岡山独自の特色をだせるかどうかなのだと思います。また、一体整備についてはこれからの調査次第でありますが、是非とも「マチづく りの観点も含めた調査」をお願いします。願わくば、市民会館については、お示し頂いた後楽館中高跡地に単独でしっかりと整備していただきたいです(敷地面積も現市民会館とほぼ同様なんですね)。市民文化ホールに関しはイメージですが文化創造センター(仮)というような複合型施設として、とくに衰退がみられ る表町商店街南エリアを考えてみてはどうでしょうか? 今年度いっぱいでの3丁目劇場の閉鎖であったり、そもそも新西大寺町や千日前のエリアというのは映画館や劇場があったという歴史的背景を踏まえみてもふさわしい地ではないかと思います。 駅前のイオンモール進出を許した当局には表町商店街を中心とした旧城下町エリアの文化を守っていく事は使命だと思います、それぞれの館の性格を活かしなが ら地域活性を促す仕掛けづくりを是非ともお願いしたいのですが?

<市民局長再答弁>
市民会館,文化ホールの関係での再質問をいただいております。
まず,市民会館,文化ホールともしっかりしたものをもちろんつくりたいということでの平成25年度の調査に入ります。その中で,先ほど御質問にもありました面積等,限られた面積でどのようなものができるか,これももちろんその中で調査させていただきます。
今の位置を考えた理由といたしましては,カルチャーゾーン,また城下のにぎわいということも考慮に入れての候補地選定でございますので,地域の方々のに ぎわい創出ももちろんその中で検討項目に入れて詳細事項を検討し,どのような建物ができるか等,平成25年度しっかり研究してまいりたいと思いますので, よろしくお願いいたします

金沢海みらい図書館、うつくしい公共建築

6200の窓からの自然光が

21美、鈴木大拙、そして、この海みらい図書館を巡る新しい観光ルートが生まれていると言う。金沢は2年後の新幹線開通に向け様々な行政施策に活気がみなぎっている。

岡山市についてもこれから。まずは、知ること。